週末、友人に紹介してもらったヘアサロンへ。アッパーイーストにあって、日本人2人+現地のアシスタントの人だけというこじんまりサロン。でも、お客さんは非日本人のほうが多いとのこと。
そこで話を聞いたり、行く前にあれこれ調べていて、日本と全然違うサロン事情にへえ~と思ったので、ちょっと紹介でも。
まず、とにかく価格の幅が広いことにはびっくり。カットだけで500ドル以上のサロンもあって、雑誌などでは300ドルくらいのところはよく紹介されていて、しかも「リーズナブル」だなんて書かれてたり。一方で、予約もいらない理容室に近いようなサロンも街中にはちゃんとあるので、いろんな世界があるんだなあ、と。幅があるので、日本のような相場観ってなかなか持ちにくいけれど、一般的にはやっぱり東京より高めな気がする。
あとは、チップがとても面倒。カットしてくれたスタイリストはもちろん、シャンプーしてくれた人、ブローしてくれた人など、関わったすべての人にそれぞれ支払わなければいけないので、なかなかチップをスマートに出せない日本人にはタイミングを見計らうのも、そして財布的にもつらいところ。最終的には価格表の2~3割増しになってしまう。
そして、いろんな人種・髪質の人がいるので、ファッション同様、一般的な流行というのは皆無に近い。ただ、ヨーロッパよりはニーズがあるらしいけれど、パーマ比率はかなり少なめで、カラーリングしている人は多い(こちらの日本人は圧倒的に黒髪が多いけれど)。そして、ストレートはやっぱり憧れの的のようで、日本の縮毛矯正の技術は世界一との評価もあって人気とのこと。なので、日本人のサロンも人気を集めていて、Japanese straighteningといった名前で約300ドルくらいから提供している。
そういえば、先日、NYで初の岩盤浴を提供するスパ「NAO」がマディソンアベニューに誕生して、ちょっと話題になっていた。日本人の美容師さんがオーナーで、ヘアサロンと併設の新しいコンセプトのスパ。
岩盤浴、なつかしくてすごく行きたいものの、マッサージと組み合わせて350ドル~というちょっと手が出せない金額なので、日本に帰るまで我慢かと。
他にも、個室ダイニングがJapanese modern gastropubとして紹介されている記事を見つけたり、日本発でNYにやってくるものがあって、ちょっと面白い。かなりのタイムラグがあるけれど。