マーケティングの授業で話題になった『
American Girl Place』という子ども向けの人形のお店、実際に行ってみて、衝撃的で興味深かったので、ちょっと紹介を。5th Avenueで、このお店の赤い紙袋を持った親子連れはいっぱい見かけていたので、なんだろうと気になっていたのだけれど、その謎が判明。
まず、人形。赤ちゃんから少女まで3つのシリーズがあるのだけれど、多人種であるアメリカならではで、髪の色・目の色など、バリエーションがたくさんあって、子どもは自分にそっくりのものを選ぶことができる。実際、お店の中は、そっくりな人形を持って歩き回っている子どもが溢れていて、なんというか、異空間。
そして、それぞれの人形にまつわる歴史の本、ペットの犬を手作りするキット、髪の毛用の細かいアクセサリーから、人形の洋服とペアルックの子ども服、なんでも揃っている。これらの道具を通して子どもにいろんなことを教えることができるので、教育的観点から親の支持を高く集めているとのこと。
そして、びっくりしたのは、人形用のヘアサロンがあったり(カットは20ドルくらいだった)、人形と一緒に食事のできるレストランや、人形を隣に並べて鑑賞できるシアター、一緒にドレスアップして写真の撮れるスタジオなどが揃っていること。そして、この世界を作り上げるために、修理コーナーも「Hospital」と呼ばれていたり、ディズニーランド並の工夫があれこれ盛り込まれていた。
ただ物を売るのではなく、独自の世界観を作り上げて、親も子も引き込む魅力を継続して与え続けているのが、人気の秘訣。感心するポイントがたくさんあって、なかなか面白かった。
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American Girl Place New York
609 Fifth Avenue at 49th Street
New York, NY
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